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第4ラウンド「私たちはこうする」

それでは第3Rで出たもののなかから、メンバーで話し合って重点実施項目として「チーム行動目標」を決めましょう。

この時に注意したいのは実際の作業においては、急に新たな設備を用意したり、作業の方法を変えることは難しいことがほとんどですので、人員の配置や人数を急に変えることや、普段用意していない設備や道具を使用する案は除外し、与えられた条件の中で実施可能な方法を考えてみましょう。

ただし、そういった案も次回からの現場作業などに生かせる可能性や、作業手順を改善することに役立つことが考えられますので、決してダメな案という意味ではないことも共有して頂きたいと思います。

例えば、「今回は用意がないから脚立を使う中で工夫するけれども、次回からは立ち馬を使うようにしよう」ということになれば、大成功ではないでしょうか。


さて、チーム行動目標は「~する時は~して~しよう」と表します。

 実際に作業する様子が目に浮かぶような具体的な目標が望ましいです。

(例)脚立を使って蛍光管を取り替える場面

    重点実施項目→脚立を片側に寄せて立てる

    寄せる方向を右なら右と決めて統一すること。

KYT基礎4R法 ステップ⑤

KYT基礎4R法 ステップ⑤

 

全員起立して、チーム行動目標を「 ~を ~して ~しよう、ヨシ!」と指差唱和します。

  リーダー 「チーム行動目標」

  全員   「蛍光管を外す時は脚立を中心より右側に寄せて作業しよう、ヨシ!」

  (さらに、続けて指差し呼称も3回行いましょう。)

  「脚立右寄せヨシ!」

  「脚立右寄せヨシ!」

  「脚立右寄せヨシ!」

 

タッチ・アンド・コールで、「ゼロ災でいこう、ヨシ!」を唱和しKYを締めくくります。

第2Rで考えた危険のポイント、その表現をもう一度確認しましょう。皆さんが感じた危険な場面を頭の中でしっかりイメージし、それをそのまま他の人が分かるように伝えていけばいいので、難しいことではありません。

KYT基礎4R法 ステップ⑥

KYT基礎4R法 ステップ⑥


 

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