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【第2章】第1節 墜落制止用器具のフルハーネス及びランヤードの種類及び構造①

1.フルハーネスの種類及び構造

「フルハーネス」は肩ベルト、もも(腿)ベルト、バックルなどで構成され、墜落を制止する際に身体にかかる荷重を肩、腰部、もも(腿)など複数個所において支持する構造のものをいう。


フルハーネス型墜落制止用器具の構造、名称

フルハーネス型墜落制止用器具の構造、名称

・胸ベルト

・肩ベルト

・腰(胴)ベルト

・着脱式連結ベ ルト

・D環

・ショックアブソーバ

・ランヤード

・フック

・骨盤ベルト

・腿ベルト


各種フルハーネス

各部材や部品強度などは一定の規格で作られていますが、各部の形状や使用部品などは規格の範囲でメーカーにより様々なものが作られています。

作業の種類や体型などに応じて、適切なものを選択する必要があります。


●一般的な型

一般的な型

●背中のベルトY型

腰道具を多く付けられる

背中のベルトY型

●腿のベルト水平型

V型と比べると締め付け感が少なく動きやすい

腿のベルト水平型

●ワークポジショニング作業(U字型)兼用タイプ

ワークポジショニング作業(U字型)兼用タイプ

●前D環付き

垂直はしごなどの昇降時、ロリップや安全ブロックと接続

前D環付き

●ランヤード付き

あらかじめD環とランヤードが接続されているタイプ(取り外し不可)

ランヤード付き


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