【第4章】第1節 法令と告示①
1.日本の法体系は三段階で出来上がっている
国や国民を「あるべき姿」に導くために、日本国憲法が存在しています。そして、その憲法を実現させるために、各種の法律が定められています。
法律:
国会の議決により制定される法規範。
基本的な内容を規定する。
政令:内閣が制定する。通常最後に「施行令」がつく。
省令:大臣が制定する。具体的な基準を示す「○○規則」
告示:大臣が制定するもの。技術的内容を主とするものが多い。お知らせ。
通達:上級官庁から下級官庁に対して発する示達であり、法令の解釈や運営方針等に関する事項、安全衛生教育の指示等が示される。
2.法令条文の読み方
(※条文中の数字は原則としてアラビア数字で表記しています)
「条」(じょう)と呼び、「第〇〇条の2」という条文もある。
「項」(こう)と呼び、第1項は「1」を省略し数字は「2」から始まる。
「号」(ごう)細目に順番をつける。(➡1から書く)
※条文途中での(かっこ書き)は本文の補足か例外なので後から読む。
【参考サイト】
・安全衛生情報センター ~ 法令・統計・その他の情報
・職場のあんぜん ~ 統計・災害事例・その他の情報
・厚生労働省HPトップ ~ 法令・通達・告示等
➡「所管の法令等」➡「所管の法令、告示、通達等」
【死亡災害発生状況の推移】
厚生労働省「労働災害による死亡者数の推移」より
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