【第2章】第2節 作業環境管理
1. WBGT値の低減等
次に掲げる措置を講ずることなどにより当該作業場所のWBGT値の低減に努めてください。
- WBGT基準値を超え、又は超えるおそれのある作業場所(以下単に「高温多湿作業場所」という。)においては、発熱体と労働者の間に熱を遮ることのできる遮へい物等を設けてください。
- 屋外の高温多湿作業場所においては、直射日光並びに周囲の壁面及び地面からの照り返しを遮ることができる簡易な屋根等を設けてください。
- 高温多湿作業場所に適度な通風又は冷房を行うための設備を設けてください。また、屋内の高温多湿作業場所における当該設備は、除湿機能があることが望ましいです。
2. 休憩場所の整備等
労働者の休憩場所の整備等について、次に掲げる措置を講ずるよう努めてください。
- 高温多湿作業場所の近隣に冷房を備えた休憩場所又は日陰等の涼しい休憩場所を設けます。また、当該休憩場所は臥床することのできる広さを確保します。
- 高温多湿作業場所又はその近隣に氷、冷たいおしぼり、水風呂、シャワー等の身体を適度に冷やすことのできる物品及び設備を設けます。
- 水分及び塩分の補給を定期的かつ容易に行えることができるよう高温多湿作業場所に飲料水の備付け等を行います。
このページをシェアする
講習会をお探しですか?